100の読者、100の経験[028]


佐藤 真理

 

デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)

2017年11月24日 机の上
2017年11月24日 机の上

Q1:本書を読んで印象に残っている一文があれば教えてください。

—————— 本のある風景が好きだ。読んでいてもいなくても、そこに本があるだけでいい。

[p162 1行目]

Q2:その一文から感じたこと、思ったこと、考えたことを教えて下さい。

 

そうする人やそうなっている本は好きだが、本の耳を折ったり、メモを書き込んだり、線を引いたりしたことはほとんどない。しるしをつけないからか、さまざまな本に心動かされてきたけれど、その箇所をピンポイントに覚えていることは少なく、読み返すなら最初から読む。

 

そんな感じなので、この本のことを私が働くKIITOで紹介しませんか、と誘うきっかけになった一文はなんだったのか、探してみたけれど、うまく引き出せなかった。どちらかというと、制作メンバーの意識の向きやその交差の具合、著者以外の存在のあらわれ方、その本の姿かたち、制作後の動き、といったものに惹かれたのではないかと思った。つまりはこの本の「外縁」なんだろうか。

 

最終的に抜き出せた一文や、このコメントを考えたことによって、自分は「外縁好き」で、外縁を広げたかったのかもしれないと思った。



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