氏原 茂将
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=408x10000:format=jpg/path/s29def132cdbff990/image/icb1a5375000db367/version/1500356018/image.jpg)
![2017年6月22日 〈骨盤〉の写真](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=404x10000:format=jpg/path/s29def132cdbff990/image/i5bd05539f50f017f/version/1500356025/image.jpg)
Q1:本書を読んで印象に残っている一文があれば教えてください。
—————— 港|それはやっぱり物質として「そこにある」ということが条件ですよね。何度引っ越しをしても捨てられない本があったりして、そういう本に限って全部読んでなかったりしますもんね。
芹沢|そうそう、よくある。
港|30年ぐらい経って、えいやってページを開いてみたら、読んでいない部分に決定的なことが書いてあったりしてね(笑)。
[p93 24行目 — p94 5行目]
Q2:その一文から感じたこと、思ったこと、考えたことを教えて下さい。
子どもが生まれて、少し大きくなって、絵本が増えはじめたころに、本を大量に放流しました。そのとき、血肉になった本だけを残そうとかなり厳選しました。
それで本棚をつくるとき、自分の〈骨盤〉になる本を、ジャンル不問で選んだんですが、わりと通読してない本が多くて……。港さんでそうなら、自分も仕方あるまいと思った発言でした。
まさにベイトソンも〈骨盤〉棚に収まっていますよ。あまりわからないのに…。これまた港さんが「ベイトソンはわからない」的な発言されてたのに勇気づけられました。そこは引用する候補だったんですが、ずっと「そこにある」ようにしたい本を選びました。
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